解体で出るもの、どうなるの?

~資源として生まれ変わるお話~
解体工事と聞くと、「家を壊して、ただゴミを出すだけ」と思われるかもしれません。
ですが実は、建物を解体した後に出てくるさまざまな素材の多くは、再び資源として再利用されていることをご存じでしょうか?
解体工事はただ壊す作業ではなく、未来の地球環境や次の世代の暮らしにやさしい選択でもあります。
今回は「解体で出たものが、どうなっていくのか?」を、わかりやすく、少しほっこりするような気持ちでご紹介していきます。
建物の中には、たくさんの「素材」がつまっています
解体工事では、木材、鉄、コンクリート、プラスチック、ガラスなど、たくさんの「資源」が建物から出てきます。
たとえば――
- 木造住宅なら、柱や床板などから木材が多く出てきます。
- 鉄骨造の建物では、鉄やアルミなどの金属類が中心です。
- 屋根や壁材には、コンクリートやタイル、セメント系の素材が使われていることも。
これらをきちんと分別することで、「ゴミ」ではなく「資源」として生まれ変わる道が開かれます。
どうやって分けるの?現場での丁寧な作業
解体工事では、建物をただガラガラと壊すだけではなく、素材ごとにしっかりと分別しながら進めていきます。
- 木と鉄は一緒にせず、それぞれ分けて搬出
- コンクリートも鉄筋が入っていれば取り除いて分別
- 石膏ボードや断熱材も別の袋にしてまとめます
まるで大きな「お片づけ」のような作業ですが、これをきちんと行うことで、再利用できる量がぐっと増えます。
この作業には専門の知識と経験が必要ですが、私たちは環境に配慮した丁寧な解体を大切にしています。
どんな風に生まれ変わるの?
では、分別された素材たちは、どこへ行き、どんな形で再利用されていくのでしょうか?
いくつか例をご紹介します。
- 木材:燃料チップや、再生ボード、園芸用のウッドチップなどに活用されます。
- 鉄や金属類:製鉄所で溶かされて、新しい鉄製品へ。ビルの骨組みや車の部品になることも。
- コンクリート:粉砕されて「再生砕石」となり、道路の下地や造成地に利用されます。
- ガラスやタイル:細かく砕いて新しい建材の一部として再利用されます。
こうして「壊されたもの」は、ただなくなるのではなく、新しい姿で世の中のどこかで使われていくのです。
法律でも、きちんと守られています
このようなリサイクルは、実は「建設リサイクル法」という法律でもしっかりと定められています。
一定規模以上の建物の解体工事では、リサイクルの報告や手続きが義務づけられています。
つまり、解体工事=環境を壊す作業ではなく、
環境を守るための第一歩にもなっているのです。
「なんだか安心」「きちんとしていて好感が持てる」
そう思っていただけるよう、私たちもルールを守りながら、責任ある工事を心がけています。
よくあるご質問:ゴミの処理費用は別にかかるの?
「処分費用って別にたくさんかかるのかな…?」
というお声をいただくこともありますが、ご安心ください。
基本的に、工事のご契約時に「解体+処分+運搬費」などを含めた総額のご提案をしています。あとからどんどん料金が増えるようなことはありません。
※特殊なケース(アスベストなど)の場合は、事前にしっかりとご説明いたします。
まとめ:家の“最後”も、未来につながる形で
大切に暮らしてきたお家。役目を終えたとしても、その中にはまだまだ活かせる素材がたくさん詰まっています。
「ただ壊す」のではなく、「つなげていく」。
それが、今の解体工事のあり方です。
建物の解体を通じて、
- 環境へのやさしさ
- 資源の有効活用
- 未来のまちづくりへの貢献
そんな前向きな思いが、きっと込められています。
もしご自宅やご実家の解体をお考えでしたら、素材の行方や再利用のことも、ぜひ思い出してみてください。
家の思い出とともに、その素材たちはきっとどこかで、また人の暮らしを支える存在になってくれることでしょう。
~解体は松岡建設工業へお任せ~
兵庫県を拠点とし、その他、大阪・京都・岡山の解体工事を行っております。
解体についてあれこれ不安になるのも当然です。
お客様の不安に寄り添い、全面的にサポートしますのでご安心ください。
無料お見積りや、ご予算のご相談も承っておりますので
まずは、お気軽にご相談くださいませ(^^)