解体後に残る「地中埋設物」ってなに?

建物を解体したあと、見えない部分である「地面の下」に埋まっているものを 地中埋設物(ちちゅうまいせつぶつ) と呼びます。
代表的なものは以下のようなものです。

  • 建物の基礎コンクリートや杭
  • 浄化槽や古い配管
  • 井戸や防空壕
  • 昔のブロック塀や石材
  • 廃材やゴミ(不法投棄されていたケースも)

解体工事では、建物を取り壊して地上部分をきれいにしますが、地中に隠れているものは事前に分からない場合が多いのが特徴です。

どうして埋設物が残っているの?

昔の建築や土地利用では、現在のように「完全に撤去する」ことが徹底されていなかったことがあります。

  • 昔は基礎をそのまま埋めて上から土をかぶせていた
  • 井戸や浄化槽をそのまま残して建て替えていた
  • 工事の廃材を処分せず埋めてしまった

その結果、解体して更地にしてみると、想定外のものがゴロゴロ出てくることがあります。

埋設物が見つかったときの影響

① 追加費用がかかる

撤去には重機や人手が必要なため、別途費用が発生するケースが多いです。
(例:大きなコンクリート基礎 → 数十万円かかることも)

② 工期が延びる

地中の撤去作業をすることで、当初予定よりも解体期間が長引く可能性があります。

③ 土地の売却や利用に影響

埋設物があると、そのままでは家を建てられなかったり、土地の価値に影響が出ることもあります。

施主が事前にできる確認ポイント

地中は目に見えないため完全に予防はできませんが、以下の工夫でリスクを減らせます。

  • 古い図面や設計資料を確認
    浄化槽・井戸・基礎杭の位置が分かる場合があります。
  • 親族や近所に聞く
    「昔ここに井戸があったよ」「防空壕を埋めたんだよ」など、地域の人が知っているケースも。
  • 事前調査を依頼
    業者によっては地中レーダー調査などを行い、ある程度のリスクを把握できる場合があります。

業者に確認しておきたいこと

  • 見積もりに「埋設物撤去費用は含まれるのか」
  • 見つかった場合の追加費用の計算方法
  • 埋設物が出る可能性について、事前に説明してくれるかどうか

信頼できる業者は、最初から「追加費用が発生する可能性」を説明してくれるので安心です。

まとめ

解体工事は「地上の建物を壊すこと」に目が行きがちですが、実は地中に隠れたものが後々のトラブルになることも少なくありません。
埋設物が出てきても慌てないように、リスクを理解し、事前に業者とよく相談しておくことが大切です。

弊社では、埋設物が発生した場合には、お客様にどんなものが埋まっていたのかをご説明することはもちろん

お客様の不安に寄り添えるように、しっかりとサポートさせていただきます。

最後に

兵庫県を拠点とし、その他、大阪・京都・滋賀・和歌山・岡山の解体工事を行っております。

解体についてあれこれ不安になるのも当然です。

お客様の不安に寄り添い、全面的にサポートしますのでご安心ください。

無料お見積りや、ご予算のご相談も承っておりますので

まずは、お気軽にご相談くださいませ(^^)