「アスベスト」があったらどうなる?調査と対応の基本

アスベストってなに?
アスベスト(石綿・せきめん)とは、昔の建物によく使われていた細かい繊維状の天然の鉱物です。
火や熱に強く、丈夫で安価だったため、1970~80年代ごろまでは住宅や学校、ビルなどに多く使われていました。
しかし、アスベストの粉じんを長期間吸い込むと、肺の病気やがんなどの健康被害を引き起こすおそれがあることがわかり、現在では使用が禁止されています。
建物によっては、天井や壁、外壁のボード、配管の保温材などに含まれているケースがあります。
事前調査が義務になっている理由
解体やリフォームを行うときは、アスベストが使われているかどうかを事前に調査することが法律で義務化されています。
これは、アスベストが含まれている建材を壊すと、粉じんが飛び散る可能性があるためです。
調査は、専門の資格を持った業者が建物の図面を確認したり、現地で目視や必要に応じてサンプル採取(検査機関で分析)を行って実施します。
施主が自分で調べる必要はなく、解体業者が調査を手配するのが一般的です。
アスベストが見つかったときの対応方法
調査の結果、アスベストが含まれている建材が見つかった場合は、専門業者による適切な除去・処理が行われます。
作業中は、粉じんが外に出ないように建物全体をしっかり囲い、空気中の濃度を管理しながら慎重に進めます。
作業員も特別な防護服やマスクを着用し、安全対策を徹底します。
この作業は、通常の解体工事とは別の手順・基準が必要になりますが、きちんとした業者であればすべて対応してくれるので、施主が特別な作業をする必要はありません。
費用や期間への影響
アスベストの除去作業は、専門的な対応が必要になるため、通常の解体費用とは別途の費用がかかることがあります。
費用は、アスベストが含まれている場所や量、作業内容によって変わります。
また、工事期間も、除去のための準備や届出の関係で数日~数週間ほど長くなることがあります。
ただし、これは安全のために必要な工程です。適切に処理しておくことで、将来にわたって安心できる土地になります。
安心して任せるために確認したいポイント
アスベストがあると聞くと、不安になる方も多いですが、現在は法律や安全基準がしっかり整っているため、正しく対応すれば心配はいりません。
安心のために、以下の点を事前に確認しておくと良いでしょう。
- 調査をきちんと実施してくれる業者か
- 除去作業は専門業者が行うか
- 届出や手続きは業者が対応してくれるか
- 見積もりの中にアスベスト除去の費用が含まれているか
信頼できる解体業者であれば、これらを丁寧に説明してくれるはずです。
不明点があれば、そのままにせず気軽に質問してみましょう。
まとめ
アスベストは、昔はよく使われていた建材なので、古い建物では含まれていることがあります。
しかし、現在は法律に基づいた調査と安全な処理方法が確立されているため、必要以上に不安を感じる必要はありません。
弊社では、事前調査から除去まで、安全で安心な解体工事を進めることが可能です。
ご不明点や不安なことは、どんなことでもご相談くださいませ。
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